あるセミナーでのお話

あるセミナーでのお話

2015年07月20日(月)4:28 PM

地元の商工会主催の経営革新セミナーでのお話です。

基調講演、講師先生の講座の後に自社の経営革新についての発表・ディスカションがありました。そこでのお話である会社が水耕栽培についての経営革新についてお話をされていました。

まず講師がその計画について講評を述べた後で、参加者同士のディスカションになりました。 私に意見を求められたので、この水耕栽培の計画は難しいのではないかと発言したところ、

県工業試験場とタイアップして(特殊な紫外線ランプを利用して、1日のサイクルを速くして収穫効率を上げるものです)トマトの水耕栽培を行うので必ず成功するといわれました。

私が言いたかったのは、この経営革新計画においてトマトの水耕栽培が成功するまたは生産効率が良いということでなく、本質的な問題があるということです。(詳しいお話は面倒で、

面白くないので省きます)

本質的な問題を解決しなければ、この計画はうまくいかないと思いますと返事いたしました。(自社工場での生産、プラントの販売どちらの場合も)

ただ、今迄の失敗した会社の例を数社知っておりましたので、そのお話をしましたところ、当社は特許の申請している計画であるから問題ない・県の工業試験場のお墨付きをいただいている

といわれて、私はここで話をやめました。

私も相手の経営革新計画を否定するためにこのお話をしたのではなく、なるべく最短距離で成功するためには、他社の失敗例を参考にしてほしかっただけです。

失敗事例の後、この計画をうまく運ぶアイデアを述べようとしていました。 講師でもない私が生意気にもこのようなことをいうこと自体場違いかもしれません。(上から目線?)

ただ、数社の経験を見聞きしておりましたので、なるべく同じ失敗はしてほしくないと思い発言したのですが、相手には理解されませんでした。(私の人徳のなさでしょうか)

私は関西の人間なので、なるべくお話をするときには落ちを考えてからするようにしています。今回のお話は、自分にいやなことでも最後までお話を聞いていただければ、

少しはためになっていたのかもしれません。私は経営コンサルタントでもありませんので、正しい解決策になっていたかどうかはわかりませんが。

今迄の流れからご想像がつくと思いますが、この計画は失敗したように講師からお聞きしました。

耳の痛い話でもアドバイスを素直に受け入れるようにと思った次第です。(多数の失敗からの教訓です) 



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